ちょうど昨年の今頃の事であった。
原発に程近い福島県のとある地域の元首長であった老人が号泣していた。
そのニュース映像を覚えている方も多い事だろう。
彼は、原発推進派の中心であった一人である。
「先祖にも子孫にも申し訳ないことをしてしまった。」と。


今もなお原発推進を唱える人々を責めるのは間違いであって、
何故その人たちが推進を唱えなければならないのかといった病根を考える事も必要だと僕は思う。
彼らは皆、自らを悪だと充分に承知しているだろう。
ショッカーの悲しみだと言えはしないか?


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夏は眩しいものだ。
命の躍動に溢れる夏は眩しく、そして愛しいものだ。


太陽の光や熱を、心も身体も真正面から受け止めていたい。


自然の恵みを真正面から受け止める事が出来ない人たちは悲しい・・・。


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原発再稼動反対!を叫びつつも、違う立場に在らなくてはならない人たちを憎むまい。
罪(原発)を憎んで人(推進派)を憎まず。


そうさ、
電力会社のヤツも、経産省のヤツも、経団連のヤツも、M主党のアイツらだって、
誰かの息子であり、誰かの父親であり、誰かの夫であるのだ・・・。
新婚さんのヤツもいるかもしれない・・・。
老いた両親の面倒をみてるヤツだっているかもしれない・・・。
デブもいるだろう・・・、
ハゲもいるだろう・・・、
口臭のクサイ男だっているだろう・・・、
加齢臭を漂わせているヤツだっているに違いない・・・、
水虫に悩むヤツや、爪に垢が溜まりやすいヤツだっているだろう・・・。
僕と同い年の46歳なんだけんど、彼女いない歴46年のヤツだって官僚なら、いるに違いない・・・。


人は人を憎んじゃダメよ。


憎まずに、な、
原発再稼動反対!って叫ぼ・・・。