シマちゃん・・・、
おい、シマちゃん・・・。
こんにちは、オジサンです。
わっはっは、ピッ、コマネチ!なんちゃって、な、
オジサンだよ、オジサン、
君のダチのハヤトくんの父ちゃんさ・・・。
わっはっは、コマネチ!
え?いい加減にしなさいってか?
お、おお、ゴメンゴメン・・・。


オジサンは君の父ちゃんと親友なものだからな〜、
昼、遊びに行ったり、
夜、飲みに行ったりする度に、なあ、
君の父ちゃんが話す君の事をよ〜く聞いているよ・・・。


頑張っているんだね。
頑張っているんだね。
オジサンも君の父ちゃん同様、
頑張っている君を誇りに思うよ・・・。


早起きは辛いかい?
包丁捌きは慣れたかい?
職場の先輩たちは優しいかい?


僕も君と同い年の時から働きました。
否、働いた等と言うのはおこがましくて、
ただ、仕事を覚える事に懸命の日々でありました。


早起きをして仕事場に立つ君を想います。
君に、ひとつの言葉を贈ります・・・。


君は今、誰よりも素晴らしい場所で勉強をしています。
君が今、その手に覚える技術は、どんな学問よりも素晴らしいものです。
その学問をしっかりと修めた者を、職人と呼びます。
素晴らしい生き方なのです・・・。


君がいる職場を、本当は大学と呼ぶべきなのだろうね・・・。
大きく大きく学べ!
やがて君や、君が愛する女の子や、
その子供たちを守るための武器である技術を学べ・・・。


技術は君を決して裏切りません・・・。
心して心して日々を過ごしておくれ・・・。


応援してるからな。
オジサンは君を応援しているからな・・・。
コマネチ!
え?いい加減にしなさいってか?


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青春を懸命に駆ける者たちに幸あれ!