清瀬にある清明小学校の外壁が随分と綺麗になっていた。
自分の母校である小学校が現在もあって、そして子供たちの歓声に包まれている様子を見る事が出来るなんて、ね、
考えてみれば随分とそれはシアワセだよな・・・。


名前がイイ。
清く明るくって書いて清明小学校だなんて、なあ、
すごくイイと僕は思う。


僕らが通っていた頃、清明小には名前が無くて、
清瀬五小ってな、番号で呼ばれていた・・・。


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同級生Oくんのお母さんが経営なさっている喫茶店で、
今年も僕が作った品物を展示してもらっている。
毎年の恒例のようになっていて嬉しい・・・。


清明小の裏、清瀬九小があった場所はすっかりと整地されて、
ぽつぽつと建売住宅の建築が始まっていた。
その中を抜ける新しい道路が、Oくんのお母さんのお店への近道・・・。


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Oくんのお母さんのお店へ向かう途中で僕は振り返り、
とても綺麗になった清明小学校に声を掛けた・・・。


お〜い、母校やい、
イイ名前を付けてもらって良かったな〜。


そうさ、34年前の卒業生の一人である僕は、
清く明るい46歳のオヤジになっているぞい・・・。