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「私は、このままでよろしいでしょうか?」と、
御徒町へ金具を仕入れに行った際、品物を受け取る時にパー子ちゃんが僕に言った。
この事務所にはピー子ちゃんとパー子ちゃん(僕が勝手に名付けた)という女の子が2人いて、
先日は僕の目の前でピー子ちゃんのお腹が鳴る惨事があったばかりだ・・・。
僕にとってみれば、我が愛娘と同世代の女の子たちだからな〜、
いつも気にして優しく接しているものだからな〜、
こ〜んな相談を受けちゃうのかもしれないな・・・。
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「私は、このままでよろしいでしょうか?」ってか?
パー子ちゃんよ、
オジサンは、そこまで深く詳しく君の事を知ってるワケじゃないのだけれど、
君は、そのままで良いと思うよ。
人にはそれぞれの良さがある。
それを個性と呼ぶんだよ。
パー子ちゃんにはパー子ちゃんの良さ、
ピー子ちゃんにはピー子ちゃんの良さがある、必ずある。
だからね、無理して自分を変える必要なんてないのさ。
僕は、そう答えてあげようと思った・・・。
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「あのう・・・、お渡しは、このままでよろしいでしょうか?」と、
品物と伝票を手に持ち、パー子ちゃんは僕に聞き返した・・・。
あ、
ああ、
あああ、
うんうん、そのままでイイです。
封筒に入れてもらっちゃうと過剰包装になっちゃうからね、
そのままでイイです。
僕は、品物と伝票をそのままポケットに入れた・・・。
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「お渡し」を「私」と聞き違えた僕の耳も悪いが、
うっとりと僕を見つめながら言うパー子ちゃんもちょびっと悪くない?
え?
うっとりと、って言うのは勘違いだってか?
もしかしたら勘違いかもしれない・・・。