ニホンオヤジ

オヤジのオシャレについて2日間に渡り述べさせて頂いた。
なあ、オヤジの仲間たちよ、我々は目覚めなくてはならない・・・。


かつて、男はオオカミと呼ばれていた。
うんうん、そうそう、そうだよね、
ピンクレディーの名曲「S・O・S」で唄われていて、僕らはそれを知った。
げにまこと、阿久悠センセイは偉大だよね。


それがどうよ?
現在の若い男性たちはな〜、その9割が実に「草食系」にカテゴライズされちまうんだと。
だから既に、男はオオカミではなくなってしまったのさ。


今、オオカミと呼ばれるにふさわしいのは、我々オヤジたちだけだ。
なあ、オヤジの仲間たちよ、それを誇りに思って生きてみないか?
胸を張れ!ハト胸だっ!クルック〜ってな。
おっと失礼、両手をハトの羽根のように後にやっていました。
そうじゃないそうじゃない、
オオカミのように気高く生きてみようと提案したいんだよ、僕は・・・。


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昔、子供たちが幼かった頃、家族で羽村動物園に行った。
そこで僕は、二頭のヨーロッパオオカミを見たんだ。
白いヤツと黒いヤツだった。
大きくて流麗でな〜、動く姿が本当に格好良かった・・・。
それがオオカミ・・・。


なあ、オヤジの仲間たちよ、
我々オヤジは皆オオカミなのだが、
あのヨーロッパオオカミをイメージしちゃダメよ。


あのヨーロッパオオカミのようなオヤジたちは、
雑誌LEONのモデルになるようなヨーロッパのオヤジたちであって、
我々とは違うタイプのオオカミだ。
彼らをヨーロッパオヤジと名付けよう・・・。


我々は、こっち。

少々ずんぐりしていて、足も短いのだけれど、オオカミ・・・。
そうだよ、幻のニホンオオカミ・・・。
我々はニホンオヤジと名乗ろうじゃないか・・・。


ヨーロッパオヤジのような流麗さは無いけれど、
ニホンオヤジには気高き魂が有る・・・。


ヨーロッパオオカミは動物園で見る事が出来るけれど、
ニホンオオカミは人間なんぞの前に その姿すら見せる事は無い。


我々ニホンオヤジは、このニホンオオカミなのだ。


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ウナギも、な、
ヨーロッパウナギニホンウナギがいて・・・。