「大丈夫よ、オッケー」とカミさんから言われてホッとする。
そうよ、そう、
こうして僕は外出前に、匂いのチェックを受けてるんだよ・・・。
もしも外で体臭がキツかったらさ、周囲の方々の御迷惑になるだろ?
それにしても有難い事だと思うよ、
この広い世界中でさ、こんな僕の匂いを嗅いでくれるのはカミさんと愛犬タロウだけだもんな。
カミさんに嗅がれてオッケー牧場だったから、きっと僕は無臭だ。
今日も僕は「ムッシュ無臭」を名乗れる。


じゃ、行ってきます。


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性別に関係なく加齢臭が漂い始めるのは、
飲酒の習慣があるヒトだと40代半ばから、
飲酒の習慣がないヒトでも50代を過ぎたらすぐになのだそうだ。
野球のオヤジの仲間の皆さんよ、気をつけましょうやお互いに。
アナタが実はクサイって事を口に出して言ってくれるのはアナタの奥さんだけだ。
大事にしないとバチが当たっちゃうよ、バチッとな。


それにしても女性ってのはどうしてこんなに鼻が利くかな?
恐いよね、抜群の嗅覚を誰もが持っているよね。
その鋭い嗅覚のせいで(おかげで)僕なんか様々な悪事が暴かれてきたものな。
でも、そんな嗅覚に無臭だと今日は太鼓判を押されたんだから胸を張っちゃうね、
ハト胸だぞっ、クルック〜って背筋を伸ばして胸を張っちゃう・・・。
電車で吊り革に両手でぶら下がっている時に隣に小柄な女性が並んでも安心だよ、なにしろムッシュ無臭だから僕は。


無臭ってのはイイもんだ。


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大尊敬している みうらじゅん先生の説なのだが、
首の左右の横、耳の付け根あたりの皮膚は たぶんメッシュ状になっているらしい。
その奥にある「嫌なニオイの素」がジワジワとメッシュ状の皮膚から滲み出すのが加齢臭のメカニズムだと言う。


だから僕が提唱する耳たぶモミモミマッサージは理に叶っている。
その「嫌なニオイの素」を散らす事が出来るのは耳たぶモミモミだけだ。


加齢臭VSオッサンの激しい闘いは始まったばかりだ。


いざ友よ、共に闘い、加齢臭に勝利しようよ華麗にな・・・。