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高校3年生、18歳・・・。
そうかそうか、いよいよクルマの免許を取るのか・・・。

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「自動車の運転免許教習所とは、
唯一、そう、唯一、
頭の悪いヤツから順番に入学して来る学校です。」と、
かつて教習所で教官をしていた先輩、Yさんの言葉である。

その言葉を聞いた時、僕は深く感銘を受けた。
僕なんか5月生まれって事は差し引いてもな、
同級生の誰よりも早くクルマの免許を取得したクチなのだ。
頭の悪いヤツから順番に入学するって言葉はまさしく真実だと思ったのだった。

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僕は、いわゆる合宿って形式で免許を取った。
18歳、高校を卒業する前だ。
栃木県の氏家町で半月間の合宿に参加した。
思い出すと楽しかったな・・・。

10名で一つの班となり、寝食を共にした。
班長（1名）は36歳の医師、Wさんで、
副班長（2名）は34歳の公認会計士Yさん、26歳の教員Tさん。
上記3名は多忙に誠実に人生を歩んで免許取得の機会を逸していた人たちで、
残りの7名は僕を含めて全員18歳のワカランチン系の小僧（皆現在は職人）たちであった・・・。

その10名が一つの部屋で過ごすんだぞ、
この時の様々な出来事を脚本に書いたら面白い映画が出来るんじゃないかと思えるほどだ。

教習所の提携先の食堂で飯を食い、
全員揃って大風呂に入るルールに則り過ごし、
学科の復習を班長＆副班長に僕ら7名は教わり、
実技のコツを逆に僕らが彼らに教えた。

検定の度にハイタッチ、イェイ！を交わし、
「全員揃って卒検に受かるぞ！」を合言葉に頑張ったものだ・・・。

最後の夜は、班長の奢りで飲みにも行ったっけ・・・。
卒業式後、栃木から教習所のバスに乗って新宿で解散だったのだが、
別れ際は涙々であった・・・。

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高校3年生、18歳の君よ、
合宿免許も結構オススメだぞ、楽しかったぞ。
君なら充分、一番最初にクルマの免許を取る資格有り、だ。

でも、
安全運転だけは心掛けておくれよ・・・。

安全運転って漢字で書けるかい？

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愛娘（22歳）がクルマの免許を取得した。
僕の愛車の運命は如何に・・・。