日曜日、絶好の野球日和。
早朝から刺すような真夏のお日さまの光の中を、
赤毛は自転車で出掛けた・・・。
思えば我が家から駅までの長い登り坂は、野球の場へ赴くためには最高の坂道だ。
足腰を鍛錬しつつ、眠気だって吹っ飛んじゃう。
熱帯夜には布団が吹っ飛んじゃうタイプの父親である僕は、そう思う。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


リーグ1部残留/昇格を賭けた入れ替え戦


赤毛の想いは、大好きな6年生の先輩(25歳)のために1部残留。
部活の無い平日も2人は練習をしてきたので授業や臨床実習は大丈夫なのか?
だが良い、許そう、
今しか出来ない野球に、今しか注げないありったけの情熱を込めて向き合え。


正確に言えば対戦相手は、K医大ではなくK大学医学部だ。
応援歌はズバリ、六大学野球でもお馴染みの ♪ 陸の王者〜 ♪ でしょう。
何しろ春季リーグ戦を全勝して勢いに乗って本日を迎える相手との対戦だ。


野球を楽しめ楽しめ・・・。


ああ、観に行きてえな。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


「観に行きたいね、行っちゃおうか?」と、カミさんが言った。
カミさんよ、君も僕と同じ事を考えていたのか・・・。


でも、約束は約束。
今年1年は僕ら夫婦(特に僕)は観戦には行かない、感染しちゃうから野球の熱に。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


カキーン!の夏、
にっぽんの夏。