様々な事情があり、学校へ行けなくなってしまう子供たちがいる。
小さな胸の中に、大きな悲しみや苦しみがあり、
動いたらそれが溢れ出し零れてしまう事を自身が一番知っているから、
子供たちはじっと静かに耐えているんだね・・・。


でも、
地中に撒かれた種のような子供たちは、
あらん限りの勇気を振り絞ってやがて芽を出す・・・。


温かなお日さまの日差しや、潤う水の優しさや、
そよぐ風の柔らかさに誘われて必ず芽を出す・・・。


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僕の愛娘は春から学校の保健室にいて、
勇気を振り絞ってやって来た子供たちと勉強をしたり話をしたりと、
お日さまの日差しや、水の優しさや、
風の柔らかさの役割を担う仕事をさせて頂いている。


出逢う全ての種のような子供たちを芽吹かせる責任ある仕事だ。


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今日、
都道府県の教員採用試験の結果発表があり、
愛娘は合格であった。
これまでの周囲の先輩教員の方々の励ましと指導に、心から感謝だ・・・。


来年の春からは保健室ではなく教室で、より多くの子供たちとふれあう事になるのだけれど、
どうか現在の保健室でのような笑顔をもって教壇に上ってもらいたい・・・。


がんばれがんばれ・・・。
学校で君のような先生と巡り会えた子供たちはシアワセだろうな。
パパはそう思う・・・。

温かなお日さまの日差しや、潤う水の優しさや、
そよぐ風の柔らかさを持った先生になれ・・・。


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僕は、涙が出た。