御茶ノ水駅から神保町へと向かって歩く。
連休明けの平日の街の息遣いに、なぜか心はホッとする。
多くのビジネスマンや学生たちの中に、寅さんである僕も自然と溶け込んでおる。


てくてく、てくてく・・・。
てくてく、てくてくと歩く・・・。


下倉楽器さんでギターを見たり、
マカラズヤさんでカバンを見たり、
古書店街をうろちょろしながら過ごした・・・。
特に用は無いのだけれど、この街で感じるワクワク感が僕はとても好きである・・・。


てくてく、てくてく、
てくてく、てくてくと歩く・・・。


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いつもと違う路地を歩いていたら、
ブロンズ製の大きな手が野球のボールを握っているモニュメントを発見!
なんと、「野球発祥の地」とあった・・・。


どれどれと、由来の書かれている碑を読む。
ふむふむと、納得と共に感激しきり・・・。


アメリカ伝来のベースボールが、なあ、
正岡子規の本名の「のぼる」をもじって野ボールとなり、
いつしか野球となったと言うのはあくまでも俗説の一つに過ぎないのか・・・。


偶然見つけた場所なのだが、嬉しいな・・・。
街歩きで見つけた僕の、ここは新たなるパワースポットなり。


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正岡子規が僕は好きだ。
あの横顔の写真をアナタもよく知ってるでしょ?


僕の教科書の中の正岡子規の横顔の写真は、
モジャモジャの頬髭を書き加えていたが、
高校時代の親友の一人、コケちゃん(野球部)の教科書の中の正岡子規の横顔の写真は、
サングラスとリーゼントが書き加えられていた。


申し訳ない事をしたなと、今では思う・・・。

野球をしている子供たちには、なあ、
絶対に教科書の中のこの写真に落書きをしちゃダメよと言いたい・・・。


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さてと、そろそろ御徒町へ向かおうか・・・。