すっかり毎週土曜日の恒例となった。
息子が運転をしてグラウンドへ向かい、
僕が運転をして家まで戻る・・・。


車中、交わす会話が良い。
ありがたい事だなと思う。


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道中、
自転車で走る小学生の野球小僧と、まだ若いオヤジを見掛けた。
男の子はユニホームで、オヤジはジャージ姿だ。
ジャージ姿なのだが、男の子と同じ帽子を被っている。


大きい自転車と小さい自転車が、連なり走る様子が愛しい・・・。


見ろよ息子よ、
十数年前の我々と同じようなセガレ&オヤジじゃねえか・・・。


「 おおっ、すごい昔、確かにそうだったな〜。 」と、息子が言った。


え?
違うぞ。
すごい昔じゃなくってさ、
つい最近の事だぞ、と、僕は返した。


う〜む、
時間の流れの感じ方がこんなにも違うのかと思ったよ。


21歳の息子からすれば十数年前は すごい昔 だが、
49歳の僕からすると十数年前は つい最近 の事なのさ・・・。
まるで 昨日の事 とまで言っても大袈裟じゃないほどの最近具合さ・・・。


助手席から振り返り僕は、その親子をもう一度見た。
その男の子が野球を通じて強く優しい少年になりますように、って。
若いオヤジよ、ガンバレガンバレ、って。


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グラウンド近くのイトーヨーカドー駐車場に車を停め、
トランクから野球バッグを出して肩に掛けて息子は歩き出す。
今日も野球を楽しめ楽しめと、その背中に僕は言う。


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お天気やいっ!
土日は晴れろや!
ハレルヤ!