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銀・婚・冠・婚、
銀・婚・冠・婚・・・、
ギ〜ン・コ〜ン・カ〜ン・コ〜ン、
ギ〜ン・コ〜ン・カ〜ン・コ〜ン・・・。
わっはっは、
銀・婚・冠・婚、
銀・婚・冠・婚・・・、
ギ〜ン・コ〜ン・カ〜ン・コ〜ン、
ギ〜ン・コ〜ン・カ〜ン・コ〜ン・・・。
よくぞここまで続いたものだ。
今月、僕ら夫婦は銀婚式を迎える。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
カミさんのおかげだろうな。
心からそう思うのでそう伝えると、
「 そうだ。ワタシのおかげだっ。 」と、カミさんは言った。
感謝の気持ちを伝えたのに怒られる銀婚式を迎える49歳の夫は、
もしかしたら日本中で僕一人じゃないだろうか・・・。
「 どうやらワタシはバカと結婚をしてしまったらしいと気付いた時、本当に悔しかった。 」
と続き、
「 でも、バカのせいで自分が離婚をしたらきっともっと悔しいだろうから踏ん張って今日まで来た。 」
とまで言い放った・・・。
返す言葉の見当たらない自分が情けない・・・。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
え?
ええっ!
アナタのお宅も同じだってか!
夫の死後、
活き活きと光り輝く女性が多いのは、
踏ん張り続けた箍が外れて弾けるからなのかもしれないな・・・。
夫に感謝しろっ!
・・・、・・・、多少・・・、
少しだけでいいので感謝してあげて下さい・・・。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
銀・婚・冠・婚・・・。
オマエ百までワシャ九十九まで、
共に白髪か太るまで・・・。