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過日、
買い物帰りの所沢街道にて。
信号待ちの対向車線の先頭は、旧いシトロエン2CVであった。
手入れの行き届いた、大切に乗っているのだろうなと分る、
とても綺麗で雰囲気のあるシトロエンだった。
紅葉マークが貼られていて、白い髭のお爺さんが運転をしていた。
車とお爺さんが似合っていて、とても良い感じで思わずウットリとしてしまった。
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信号が青に変わり、それぞれが走り始めてすれ違う時に、
助手席にいたカミさんが、「 あっ、宮崎駿さんだ。 」と言ったので、
あらためてお爺さんを見ると本当に宮崎駿監督であった・・・。
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周囲が畑のな、いつもの所沢街道が、
まるでジブリ作品の中の光景のように思えた・・・。
旧いシトロエン2CVのハンドルを握るその姿は、
物語に出て来るお爺さんみたいで素敵だったな・・・。
人生を佳く生きたお爺さんの、
浪漫溢れる佇まいは、とても素敵で格好良い・・・。
残りの半生を僕も佳く生きたいものだ・・・。
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僕が浪漫チックな気持ちに浸っていたところ、
「 宝くじを買わなきゃ。 」と、カミさんが言った。
えっ、
ええっ、
えええ〜っ!
何故に宝くじなのか?と尋ねると、
「 ツイてる日には宝くじ! 」との由。
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女は現実を生き、
男は浪漫を求めて生きる。
のではないだろうか・・・。