しかし朝はずいぶんと寒くなったものだ。
僕も長袖を着るようになった。
昨年までは11月半ばを過ぎてからの長袖だったが、
なにしろもう50代だもの、今年は早めの衣替えだ。


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昨夜のこと、
パジャマ姿のお爺さんが近所をフラフラと歩いていた。
どうやら認知症による徘徊のようで、
ご近所に住んでいる看護婦さん(50代・女性)が、
勤務する病院の患者さん用のパジャマであると気付き無事に保護された。
電車で二駅ほど離れた病院だ。
どうしてこの辺りを歩いていたのかは不明だが、無事で何よりだ。
病院ではお爺さんがいなくなっていて大騒ぎであったとの由。


おまわりさんに保護されたとしても、
身元が判明するまでは時間が掛かってしまうだろうからね、
幸運な偶然であったと言えよう。
めでたしめでたし、だった。


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土曜日、
大学病院のグラウンドまで向かう車中で、
運転しながら息子は僕に、
「 父さんよ、
  認知症になるのは構わないけれど、
 徘徊だけはヤメてね。 」と言った。
「 オレが大変になっちゃうでしょうが。 」との事だ。


僕の場合は座りっぱなしの仕事で、
足腰を鍛錬していないから徘徊は無いんじゃないかと思ってはいるのだが、
それはその時、なってみなければ分からない。


むしろこうして野球でずっと鍛えている息子の方が可能性は高いんじゃないだろうか。
と、思う。


僕の30年先、
息子の60年先、
〜 年寄り笑うな行く道じゃ 〜
なのだからな。


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〜 年寄り笑うな行く道じゃ 〜
そして、
〜 子供を叱るな来た道じゃ 〜


そんな想いが大切なのかもしれないな。