■
古い古い手帳によると、
24年前の今日、
僕は親になって初めてのクリスマスを迎えるにあたり、
サンタクロースの本当の想いを知ったのであった。
あたりまえの日々が決してあたりまえではない事、
普通の、何でもない日が続く奇跡。
そんな日々がいつまでも続きます様にと、祈った。
親ならきっと、誰だって、そう。
まだ赤ちゃんだった娘が寝ている時に、
その掌に人差し指を乗せるとギュッと握り返してくれて、
満たされる心の中の温かさに涙ぐみそうになったものだ。
子供たちは既に成人してしまったけれど、
あの頃に感じたクリスマスへの想いは、
今も変わらず心の中にある。
メリークリスマス。
世界中が優しい気持ちでいっぱいになります様に。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
人は、誰もが、
必ずサンタクロースになれるんじゃないかと僕は思う。