祈る事と願う事の違いについて

神社で教会で、人はお参りをする。
熱心にお参りをする。


けれどよく見てみると、
神さまにお願いをしている人ばかりだ。
神さまにお祈りをしている人は少ない。


神さまからすると、
歯がゆくてたまらないだろうな・・・。


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神さまは奇跡を起こさない。
なぜなら、
この世に在るもの全てが既に奇跡だから。
病気を治してもくれない。
大きな富を与えてもくれない。
それを肝に銘じて信仰をする事が大切なんだよ。
祈る事さ。
ただ祈る事が大切なんだよ。
お祈りをする事と、
お願いをする事は違うよ。
多くの人はそれを知らないからさ、
お祈りをしている気になってお願いをしちゃうからいけないんだ。
それは神さまに対する失礼というものだ。
お祈りというのは、
ただ心を空っぽにして額づき神さまの声を聞こうと努める行為の事だ。
心を空っぽにしろ。
空っぽにして耳をひたすら澄ませ。
そうすれば神さまの声が聞こえる。
神さまは、じっと人間を見ている。
人間に出来る事はただ一つ、
起こる全ての事象を受け止める事だけだ。
奇跡の中に在る今の自分を受け止める事だけだ。
ありがたいと全てを感謝して受け止める事だけだ。
神さまは奇跡を起こしてはくれない。
生かされているこの一瞬が既に奇跡なのだから。


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まったく僕は理屈っぽくて申し訳ないのだけれど。


今日もあらゆる事柄を全て感謝に替えて、
それで心を満たして生きようと思う。


世界中の全ての人がシアワセでありますようにと願うのではなく、
ただ神さまの心の中に抱かれて包まれて、
世界中の全ての人がシアワセでありますようにと祈りながら。