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夕方、急な雨だったので僕は、
駅まで息子を迎えに行った。
相変わらず糖度の高い、スイ〜トなオヤジだ僕は。
駅前ロータリーで車を停めて、
ハザードランプを点灯させて待っていると、
「 ありがと〜。 」と言いながら、
可愛い女子高生が助手席に乗り込んできた・・・。
ん?
アナタは、だ〜れ?
と聞くと、
しばらく女の子は目をパチクリさせて僕の顔を見ていたが、
ハッとした表情になり、
「 ごめんなさいっ、お父さんと間違えてしまいました。 」と言った。
ビニール傘なら車の中にたくさんあるので1本をあげた。
返さなくてもオッケ〜牧場。
これも何かの縁でござる。
お父さんの車を落ち着いてゆっくり探しなさい・・・。
女の子が車から降りると、
車内にはいい香りが残った・・・。
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お父さんのステレオタイプなんじゃないだろうか、僕は。
国民的お父さんを目指そうか・・・。
その後、車に乗り込んできた息子は逆に妙に男臭い。
だが、まあいいや、許そう。
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糖度の高い、スイ〜トなオヤジ。
糖尿病の気配あり。
糖尿トッキョ許可局。