異音と異臭に気付いたそうだ。
よくぞ停めてくれたものだ。
これこそまさにプロフェッショナルの仕事だよな。
新幹線よ、新幹線。
博多発の新幹線の乗務員さんが異音と異臭に気付き、名古屋にて停車。


点検をしたところ、台車に亀裂があったというのだから恐ろしい。
もしもそのまま走っていたとしたらだな、アナタ、
脱線してひっくり返って大惨事になっていたかもしれないって事だよ。


そりゃあそうさ、
日本を代表する製鉄会社が強度不足の鉄鋼を納めていたんだもんよ、
これからも同様の不具合が様々なインフラに於いて起きるだろうよ。
そうした社会の劣化の中にあってだな、
大惨事を水際で防いだのは現場の最前線にいたプロフェッショナルだったんだよ。
職人だよ、職人、プロフェッショナル乗務員さんも職人なのだな。


一方、
東京の司令部では、そのまま走行せよと指示していたのだからヒドイな。
その指示を出したオジサンは今頃、真っ青になっているだろうな。
穴があったら入りたいって気持ちになっていると思うとかわいそう。
穴があったらいろいろしたくなるのがオジサンの習性なのだけれど、
そこに入りたくなるようにだけはなりたくねえなと僕は思う。


どんな職種でも商売でも、
オジサンは一人ひとりがプロフェッショナルにならなきゃいけないね。
職人だよ、職人。
働く以上は全員が職人じゃなきゃいけない。
この新幹線の案件は大きな教訓だ。


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今年も残り僅かだが、
お休みになるまでは気を抜くなよ、オジサン仲間たちよ。
どんな職業であっても職人の気概を持とう。
プロフェッショナルと呼ばれよう。


おそらく、
あちらこちらで強度不足の鉄鋼に日々ヒビが入って来ているぞ。
それぞれの持ち場でオジサンたちが頑張るしかあるまい。


にんげんだもの、じゃ済まない。


大企業が劣化してもだな、
そこにいるオジサンの一人ひとりは劣化してなんかいないはずだ。


オトコだもの、
オジサンだもの。