幸いにして明日の予定は何も無い夜、
目覚まし時計を掛ける事無く早めに就寝。
敷布団に横たわった時のシアワセ感はひとしお・・・。
目を閉じるとアロンアルファ並みの瞬間的なスピードで眠りに落ちた・・・。


夢すら見ず、ただひたすら眠ったようだ・・・。


死とは、こんなモンなのかもしれないと思った。
ただ眠るのと同じ事だ・・・。


そう考えれば 死 は重くない・・・。
恐くもないし悲しくもないのではないか?


ただ眠りに落ちる時と違うのは、
周囲に家族やらお医者さんやら看護婦さんがいる事だけだ。
ファ〜ア、とアクビをして、
「 じゃあ、おやすみ〜。 」って言って永眠出来たらサイコ〜だろうな。
後は野となれ山となれ、って、
そう感じながら無責任に死にたいものだ・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


50代・・・、
地元の2学年下の後輩の訃報に触れる。
死は悲しく怖い事だと考えながらも、
自分の逝く日を思い浮かべてみる。
友が逝った日の事を思い出してみる。


同世代のオヤジの仲間の皆さんよ、
間違いなく僕らの現在は既に余生よ。
やりたい事をやろう。
生きたかったように生きよう。
アナタが今、恐れているのは何だ?


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死んだと同じように眠っていたくせに、
僕は、オシッコがしたくなって目覚めたのであった。


生きるとは、
要するにだな、
オシッコがしたくなるって事だけなのかもしれない・・・。