勝つ野球と勝てばいい野球の違い。

来シーズンにむかって誰もが真剣に考えている。
僕が言いたいのは、勝つ野球と勝てばいい野球の違い。
息子は試合に負けるとよく泣く。次は勝ちたいと思うから泣く。そして練習する。
以前の日記にも、その様子は書いた。
ただ、僕はそのつど息子に伝えてきた。勝ち進んできた君たちの前で、敗れていったチームの子どもたちがいる。彼らの気持ちも考えなくっちゃいけないんだと。
勝ち進むことが出来た時には、敗れていった彼らのためにも、恥ずかしくない試合をしなければならないんだよ、と。くりかえし、くりかえし、教えてあげなければならないと思っている。
勝てばいい野球を子供たちに教えるのは間違いだ。
対戦相手は打ち負かすだけの存在ではない。勝ち負けを争うだけの対象ではない。競い、共に伸びていくべき存在だ。
相手の誇りや痛みにも想いを馳せることができる人間に育てることが少年野球の目的ではないだろうか。
僕は息子を体育会系ではなく、スポーツマンに育てたい。ずっとそう思っている。
今日は誠実に真摯に話し合う機会が持てた。僕たちのチームは関わるスタッフすべてが想いをひとつにしている事が確認出来た。勝つ野球と勝てばいい野球の違いを全員がしっかりと解っている。このチームでよかった。