ロフトから出てきたよ。

「ねぇ、見て、懐かしいのが出てきたよ。」大掃除中のカミさんが屋根裏のロフトからビニール袋を持ってきた。
「本当だね。まだあったんだ。」小さなプラスチックのバットとスポンジのボール。
僕が旅行のお土産に買ってきた物だ。まだ2歳ぐらいだったハヤトはことのほか喜んでいたっけ。バットを構えては、投げてくれとせがんでいた。飽きもせず遊んでいた。
当時息子はひどい喘息でしばしば発作に苦しんでいたので、野球少年になるとは思ってもみなかった。 いろんなことを夫婦で思い出していた。1歳の誕生日を迎える前に、喘息で2度入院した。発作を起こして夜中に救急で何度も診てもらった。小学校に上がる前はサッカーのクラブに入ったが走れず、本人はくやしい思いをしていた。それを思えば・・・、うん、今は充分。有り難い。
意外なところで原点に気付いた。さ、大掃除の続き、がんばれ奥様。
先日、コヤドラの広報のお母さんが、入部案内を作った。学校で配布された。心が込められていてとてもよかった。その中にこんな文章があって心に残った。 身体の小さな子、太った子、いろいろな子が活躍出来るチャンスが野球にはあるといった内容の文章だった。
野球っていいよね。