大切な人たちの夢を背負って

本当はもっと早くに、このブログに書くべき内容だった。
昨年の西川旗争奪戦の開会式直後の第一試合で、コヤドラは彼らと対戦した。
滝山ベガ。きれいなフォームで素晴らしい球を投げる投手だったと僕はノートにメモをしている。ただ5年生の人数が少ないチームだった。子供の人数が少ない、その悩みは多くの少年野球のチームが直面している問題だろう。あらためてリョー太やカズを想う。
つらかったよな。出来ることなら同級生をバックに投げたかったろうな。
ベガの投手の少年を見て小川監督は言っていた。
「大事に教えられているんだろうな」と。
ベガのO監督をはじめ、指導者の力量に脱帽した。選手のセンスもあるだろうが、あのきれいなフォームは監督コーチが愛情深く、大切に育成してきた証しだろう。
昨年、最後の練習試合。小山ドラゴンズ対東久留米アストロズ
アストロズにベガは合流していた。Bチームの試合で、あの彼が投げていた。あのきれいなフォームで。すばらしい内容で。
アストロズの代表にお話をうかがった。合流に至るまでのベガの指導者の方々の想いを、しっかりと汲んでおられた。子供にとってのベストの道を選んだ誠実な大人たちの気持ちを。
12月の時点ではまだユニフォームは間に合っていなかったけれど。
純白に、眼の覚めるような鮮やかなブルーのアストロズのユニフォームを着て彼は今シーズン、マウンドの上でどんなドラマを見せてくれるだろう。
ベガの大切な人たちの夢をも背負って。
がんばれ!