ストイックなプレーヤー

雨。むしむし、ジトジト。
梅雨らしくてイイじゃないか!
やっぱり梅雨はこうでなくっちゃ!
えらいぞ!梅雨!むしむし、じとじと・・・・。
太っていてもヤセ我慢とは、これ如何に。
梅雨寒?・・ウソこけ!・・暑いぞ!ワシは!


気分を変えて、今日は元気が出る話題をひとつ。
小学生の野球小僧たちに向けて。
是非とも目標にしてほしい先輩の話。


先週の土曜日、お茶当番で少し早めに滝山球場へ出掛けたカミさんから電話があった。
「今ね、クルクラが試合をやってる!2年生!フミくんたち!」
おおー!しっかりと観ていてくれ!いろいろ教えてちょーだいな。


そう。ハヤトたちの2学年上、娘の同級生の彼ら。
コヤドラ時代からワシは特別な想い入れがあって彼らを応援している。
クルクラ、久留中野球部と道が分かれても、みんな誇り高き野球小僧としてがんばっている。
ひとりひとりのドラマを知っているワシ。彼らもまた愛しい奴らだ。


今日は、ね。クルクラ2年生、フミくんの話。
おっとりとしていて心優しい男の子。
隣に住んでいるワシが言うのだから間違いない。
ワシら家族が引越してきた夏のこと。
彼のお母さんに誘ってもらい、保育園の夏祭りに遊びに行った。
彼の叩く太鼓を聴きにである。なつかしい話。もう10年もたつ。
おとなしい彼の真剣な顔。今でもはっきりと覚えている。
「ヤー!」太鼓を叩き終えて声を上げる。大きな声で格好よかった。
おおーっ!ワシは拍手をしながら思った。この子は強いと。


今もね、夕方などに黙々と練習をする姿はハヤトの目標でもある。


最近、精悍な顔になった。
勉強にスポーツに、目覚しい躍進を遂げている。
中学校の運動会でも格好よかったと我が家のカミさんが目をうるませて話していた。
野球でもそうだ、じわりじわり頭角を現し始めている。
獅子が目覚めたようだ。フミくんよ、グラウンド狭しと大暴れしてくれ!
がんばれ!ワシは応援しているぞ!大ブレークの予感がする!
隣のオジサンとして。ファンとして。


小学生の野球小僧に伝えたい。
フミくんの強さはね、黙々と励んできた強さ。
たゆまぬ努力を積み重ねた結果に裏打ちされた本物の自信。


いいかい、野球は小学生時代で終わらせてはいけない。
みんなも可能性は無限なんだ。


こつこつと努力した人間が一番強いんだ。


東久留米の中等部にね、こんなスゴイ選手がいるんだよ。
みんなの先輩だ。目標にしてほしい。


あの強いクルクラで、この間の試合はマスクをかぶっていた。
大きな声は出ているかな。がんばれがんばれ!


「ヤー!」って、あの幼い日のように、ね。