野球とソフトボールがオリンピックの競技種目から外れた。
日本に住んでいる我々にとっては信じ難い事なんだけれど・・・・。
地球規模から見ればマイナーなスポーツなのだそうだ。
住んでいる国によってはインディアカやカバティだって国民的なスポーツなのだろうからね。
野球好きの身にとっては少々残念。


一方でサッカーの人気は世界的だ。
貧しい国から豊かに見える国までね、人々を熱狂させている。
ボールひとつさえあればどんな状況にいる子供でも楽しめる。


野球の出来る喜びを感じよう。って僕たちは口にするけれど、
サッカーの出来る喜びを感じよう。って言葉は聞かない。
野球は富める国のスポーツなのか?
世界中の人を熱狂させるスポーツには成り得ないのか。


そうではないだろうって僕は信じていたいな。
長島茂雄さんはね、お母さんの手作りのボールで三角ベースをやっていた。
大杉勝男さんはね、野球の道具を誰よりも大切にしていた。
お兄さんの命と引き換えにしたと考えていたからだろう。


先日、野球とは関係無く僕は柳泉園に行った。
家の粗大ゴミを車に積んで・・・・。
不燃ゴミを処理するブースの所で足がすくんでしまった。
ベルトコンベアに載せられ潰される品々の悲鳴が聞こえて来るようだった。
もちろん貴重な資源として再利用されるためのひとつのプロセスだとは解っているのだけれど。
いつか僕らは必ずしっぺ返しをくらうだろう。そんな気がしてならなかった。
JSBBって書かれている金属バットもあった。
僕が言いたい事、解ってもらえるだろうか。


野球やソフトボールが再びオリンピックの正式種目になる日はきっと
僕たちがしっぺ返しをくらった後だろう。
若い新垣渚投手が子供たちに言ってくれただろう、
「野球の道具を大切にして下さい。お父さんやお母さんが買ってくれた大切な道具です。」って。
あの日、西武ドームにいた少年野球の指導者たちは新垣投手の心を子供たちに伝えてほしい。
小手先の技術を伝える事よりもね、それはきっと大切な事だ。


ある年配の女性から素晴らしい生き方を教わった。
新しい物は無いけれど、古くても磨かれた物に囲まれて生活をしていますって。
素敵だなぁって思った。僕もかくありたい。
僕たち夫婦はそれを実践するべく動きはじめたところ。
柳泉園のベルトコンベアをね、もう見なくても済むような生活をしようと・・・。


モッタイナイ・・・現在脚光を浴びているこの言葉。
世界に向けて発信したのはアフリカの女性。


モッタイナイ・・・・日本語の美しさを感じながら声に出してみる。


なんだかなぁ。似合わず難しい事を書いてしまった。
でもね、僕は言い続けるだろう・・・・
どうか野球の出来る喜びを感じて下さいって、ね。