初サンマとの出会い

hayatonooyaji2005-08-13

暦ってヤツはよく出来ているものだ。
立秋の声を聞く。早くもあちらこちらに秋の気配が忍び寄る
黒目川沿いを自転車で走る。
この数日で、赤とんぼの数がとても増えた。


季節は巡る・・・。
人は、そこに何を見つけるのだろうか?
〜巡る、巡る季節の中で 貴方は何を見つけるだろう〜
うーむ、深い。あなたは何を見つけるだろうってか?


ワシはね、スーパーマルフジでサンマを見つけた。大好物のひとつだ。
見逃せない。見逃し三振だけは避けたい場面だ。
「まだ早いわよ。脂が乗っていないわ。」カミさんの指摘は鋭い。さすがは魚屋さんの娘である。目の付け所がシャープでしょ、だった。
いいんだ!どうしても食べたい!脂ならワシは足りていますっ!どうかお願いしますっ!
「まったくもう!仕方ないわね。」
初カツオは女房を質に入れてでも食べたい物らしいが、
初サンマは女房に頭を下げてでも食べたい物だ。今日のワシは江戸っ子でい!てやんでぃ!


塩をまぶしてこんがり焼けた。こんがりコーン・・・なんちゃって。
大根おろしはピリッと純白。お醤油の色に染まる。純心な乙女のようだ。
美味しい!美味しい!ワシはシアワセだ!
今、ワシは恍惚の表情だろう・・うっとりしているぞ!
ありがとうカミさん!ありがとう海の幸!ここに幸あれ!


今年の夏、まだワシはプールにも海水浴にも行っていない。
我慢しているんだ。お盆もずーっと仕事だ。
秋の味覚を先駆けてもバチはあたらないだろう・・・。


子供の頃、苦いなぁと思った事もある・・・。
その苦さが何故だろう・・こんなにも魂を揺さぶる・・・。
ごはんがすすむ。おおっ!ワシは今「ごはんがススム君」だ!


サンマ・・・漢字で書くと秋刀魚・・・、美しい魚だ。
君の美しさに乾杯しよう・・・。


満足・満腹!満ち足りた心。
ごちそうさまでしたっ!


よじっ!