がんばったね!

夜は本当に過ごし易くなった。網戸越しの風が気持ちいい。
熱帯夜が続いた頃は、ぐっすり寝ったいや!と思っていた。太っちょ親父は汗ぐっしょりだった。
それを思えば極楽極楽。虫の合唱が聴こえる。合掌。
心穏やかな日々。


今日の夕方、タバコと栄養ドリンクを買いにコンビニへ。
入り口で、赤ちゃんを連れた若いお母さんが、ガラス越しにお店の中をじっと見つめていた。
見るとレジを待つ列に、3歳位の小さな男の子が並んでいた。
お菓子の箱を持って、オレンジ色のお財布をしっかりと握りしめていた。
大人たちが並ぶ列の中で、背伸びをするように男の子は並んでいた。
真剣なまなざし、緊張の面持ち。とても可愛らしかった。よーしっ!がんばれ!
レジのお兄さんにお菓子の箱を渡して、ちゃんとお財布からお金を出していた。うーむ、賢い。
おつりとレシートをしまって、品物を受け取って歩きだした。
入り口では、お母さんの満面の笑顔。
すごいぞ!坊主!偉いぞ!坊主!(あっ!ワシも坊主だった。)
とてもイイ光景を見たような気がした。


得した気分だ。セブンイレブン、いい気分。


子供って、振り絞った勇気の数だけしっかりと成長する。
信じるに値する存在だ。


親は見ていればいいのだ。うんうん。


これでイイのだ。賛成!