今日は何の日、フッフー

hayatonooyaji2005-08-29

8月29日は「ポテトチップスの日」
1976年、僕と弟で制定した。公式でもなんでもない。
だが、僕ら兄弟にとっては忘れられない大切な日である。
感慨ひとしお、味なら海苔塩。
弟も今頃、星空を見上げてポテトチップスを食べているだろう・・・。


古今東西、様々なメーカーが、それこそ星の数ほどたくさんの種類のポテトチップスを発売してきた。
いずれも美味しい。安心して食べられる良質のお菓子と言っていいだろう。
だが、僕がもっとも好きだったのが、おふくろ手作りのポテトチップス。
ただジャガイモを薄くスライスして、油で揚げて、塩をまぶしただけのポテトチップス。


薄く切れた物はパリッと、厚みのある物はグニャっと、どちらも美味しかった。
最初は薄く上手にスライス出来ている。
幼い息子たちに、美味しいポテトチップスを食べさせてあげたいといった母心だろう、これは文句なしに美味しかった。
次第に厚みが増してくる、欠けていくおふくろの集中力と共に・・・。
「3時のあなた」のゲストが気になっていたのか?おふくろ!がんばってくれ!
幼い兄弟は祈るように母親の背中を見つめていた。
うすーく、うすーくね!


美味しかったし、楽しかった。
たまには手作りのポテトチップスを作ってみては如何か。
ポップコーンの豆を買ってね、フライパンで作るのも楽しい。
食べる専門の僕が言うのも不遜だけれど・・・。


1976年の夏休み後半のある日、
ポテトチップスを作っていたおふくろが火傷をした。
換気扇のスイッチを入れようとして、紐を引っ張ったところ、プチン!と切れた。
勢いあまって右手は熱いフライヤーの中に・・・・。
親父がすぐに病院へ連れて行き、大事には至らなかったけれど。
右手に包帯を巻いたおふくろの姿は今も忘れられない。


両親が病院に行っている間、ずっと僕と弟は泣いていた。
泣いていたくせに、少しだけ出来上がっていたポテトチップスに塩をかけて食べた。
その味もまた忘れられない。
8月29日は「ポテトチップスの日」


僕と弟の・・・・・。


ところで、写真のパッケージはアメリカ製のポテトチップス。
スーパーマルフジで先日見つけた。大特価38円だった。10袋買った。
ビネガーって書いてあるぞ!お酢の味かな?押忍っ!
袋を開けた瞬間、部屋中が酸っぱい匂いで充満した。むせて咳こんだ。
言葉では表現出来ない程に強烈な味だった。
アメリカ人・・・おそるべし。
こんな国と戦争をしていたのか!


やっぱり平和がイイ。
どうしよう・・・・
残りの9袋・・・・。