仔馬たちの野球

hayatonooyaji2005-11-25

仔馬と呼ばれる中学生の硬式野球
あらためて今年、その理念に感銘を受けた。


1950年、アメリカのペンシルバニア州で「仔馬たちの野球」は誕生した。
「わが国の若者を守れ!」
直訳だとこうなるのだろうけれど、それは「野球少年たちの誇りを守れ!」なのだと僕には聞こえた。
「世界の子供と野球をしよう!」それが合言葉。
現在、世界8カ国で「仔馬たちの野球」は盛んな活動を続けている。
野球少年の「心」「身体」「誇り」を大切にしながら・・・・・。


僕の息子は「夢」だけを標に、「仔馬」の群れの中へ進む。


挫折するかもしれない。
僕だってね、その姿を見るのは恐い。
恐いけれどもね、しっかりと見届けてあげたい。


バッテリー間、16.46メートル
塁間、24.38メートル
両翼、90メートル
センター、102メートル
打席に立った時の球速は・・・体感140キロにも及ぶ!
内野手は待っていては間に合わない。ひたすら前へ!
外野手の守備範囲は、とてつもなく広い!


「仔馬」たちはここで鍛えられてペガサスになる。


高橋由伸 清水隆行 石井弘寿 川島亮 石井一久
アレックス・ロドリゲス ケングリフィーJr   バリー・ボンズ
そしてマーク・マグワイア
かつて「仔馬」と呼ばれていたペガサスたち・・・。


誰だってきっと、「夢」だけが標だった。


何年か前のこと。沖縄県の・・ある島の「仔馬」たちが日本一の栄冠に輝いた。
そのチームを率いた監督は、島内の高校で野球部の監督に就任した。
しかし部員数は激減、監督は窮地に立たされていた。
監督の窮状を知った「仔馬」たちは島内に残り、監督のいる高校へ進学し再び集結。
破竹の快進撃を続けて、来春のセンバツへ!
野球は子供たちの「夢」が魅せてくれるロマンなんだ。


「仔馬たちの野球」
夢のポニーリーグ・・・。多くの子供たちに呼びかけたい。
大切な「夢」を持ち寄ろう!
野球少年たちの持ち寄った「夢」は重なり、もっと大きな「夢」になる。


立川、小平、清瀬西東京に「仔馬たちの野球」は、ある。
東西大会などでがんばってきた身近な先輩たちもね、数多く活躍している。


息子が見学させて頂いたチームは、現在中学1年生の選手の人数が27人。
監督さんの人柄がよかった。
日本一になった事よりも、退部した子供がいない事を誇っていた。


夢を見よう!野球小僧たちよ!
終わりの無い夢を見よう!


誰だってきっと、「夢」だけが標だったのだから・・・。


夜、ほんとうに寒い。息子はひたすらバットを振る。
今は残りの2大会、全力で夢を見るために・・・・・。

付き合う僕は寒くてふるえているだけなんだけれど。
ハクション!