ハヤト ミニサイズ
なんだか「パワプロくん」みたいで笑える。
ちっこいサイズのハヤト。キューピー人形にユニフォームを着せたみたいだ。
単三の乾電池二個で動いていた。(嘘)
この写真は西暦2000年の秋。ハヤト1年生。なんと公式戦初打席の様子。
それにしても西暦2000年。思い返せば腹が立つ。
ノストラダムスの嘘つきめっ!って思いながら僕は生きていた。
人類は滅亡しなかったじゃないか!僕なんかは好き勝手に生きてきちゃったじゃないか!
てっきり1999年に地球最後の日が来ると信じ込んでいたのだ!貯金をゼロにして遊んで暮らしていた。
・・・・・僕はキリギリスか?
どうしてくれる?ノストラダムス!・・ノスちゃんよう・・・。
でもね。やっぱり人類は滅びなくってよかった・・・。
彼らが野球小僧になることが出来たからだ。
信じるべきはノスちゃんではなく野球の神様だったのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・、ぎゃふん!
この写真の試合の様子をはっきりと覚えている。
僕は3塁のコーチャーズボックスに立っていた。
2000年の東西秋季大会Cクラス、対戦相手は「グレートアトム」だった。
写真に写っているグレートアトムの監督さんはナリハラさんだ。(現、ベガ中等部)俳優のように格好いい。
写真右手をご覧頂きたい。子供さんが写っているでしょ。
このユニフォーム・・・よく見るとジュピターズって書いてある!
オレンジ色のアンダーシャツ。懐かしく思うニャ〜。
ね、こうして東久留米の野球小僧たちは繋がっていたんだ。
当時、ハヤト(ミニサイズ)1年生は、4年生のオマケとしてくっ付いていた。
その時の4年生、小山ドラゴンズCのメンバーも現在中学3年生。
時の流れは早い・・・・。受験がんばってねって僕は願っている。
絶望的な大差を付けられた敗色濃厚な場面で、小山ベンチが動いた。
「代打。ハヤト(ミニサイズ)!」
記念すべき野球小僧人生の初打席だった。
ミニハヤトはトコトコと歩いてバッターボックスに向かった。
微動だにせず、勝負は3球で終わった。
うーん。ピクリとも反応せず。の、見逃し三振。
ありり?電池が切れちゃったのかニャ?
誰でも最初は小さかった。
小さくっても野球小僧だった。
それでイイのだ。