ヒットエンドラン     詞・曲 ぼく

1 今日は背番号30が、少しだけ滲んで見える
  いつもよりも ほんの少し、帽子を深くかぶっている


  黒にオレンジでドラゴンズ カッコ良かったユニフォーム
  初めて袖を通した日の 小さい君を思い出してる


2 校庭の白い砂ぼこり 撒いた水に虹が掛かり
  君の打球が高く高く 青い空に吸い込まれてく


  買ったばかりのグローブを 枕元に置き寝ていた頃
  あの時君が見てた夢を 大人になっても忘れるな


3 真夏の坂道自転車で 麦茶をいつも運んでいた
  君の一番のファンだった お母さんにもありがとう


  試合のたびに駆けつけて 派手な応援繰り広げてた
  少女のような声を出して 息子の名前を叫んでた


  明日から、もっと遠いバッターボックスに向かう 
  誇り高き君のオレンジ色の背番号に
  小川監督はサインを送る、 ヒットエンドラン


  悔しさを忘れるな!悲しみを恐れるな!
  苦しさを乗り越えろ!ただ思い切り振り抜いて走れ!
  小川監督のサインはいつも、 ヒットエンドラン


(2003年の卒団式、現在中学2年生の子供たちのために作った歌です。落研フォークソング部はダテじゃない?)