第2章の1ページ
硬球はどうだ?恐くないか?
「楽しい!ちっとも恐くないよ!打つのが本当に楽しい!」
なんだか息子の言葉に救われる。
他の6年生の子供たちにも聞いてみた。
早く仲良くなりたいな、ってね。
「すごく楽しい!ボールの動きが全然違うんだ。」
「バウンドがね、軟球と違う。トン・トン・ツーって感じ。」
おお!それだ!君は詩人だニャ〜。Rくん・・・。
トン・トン・ツー・・・・。
Rくん、すごいぞ。その言葉は本当に使われているんだよ。
トン・トン・ツー・・・。
野手が打球を処理する時の感覚なんだよ。トン・トン・ツーは、ボールの動き。
実際に硬球でノックを受けた6年生が、感覚的にトン・トン・ツーを表現したのだからすごい。
子供の感性にあらためて驚く。
「シンニアテルって言葉の意味が分かった!」
「ツマルとね、手がシビレル・・・。」
重たいバットを皆よく振っている・・・。感心する。
なっ、普段の素振りの大切さが理解できただろう?
ヒキョリって言葉がね、これから使われるようになるんだよ・・・。
しっかりと硬球を重たいバットでね、シンデトラエルようになってね。
感覚なんだよ。感覚で覚えるんだ・・・。
これからの3年間でね、それを身体に覚えさせるんだよ・・・。
硬球を絶対に恐がらないで・・・・・。
リトルシニア・・・・
ヤングリーグ・・・
ボーイズリーグ・・・
ジャパンリーグ・・・
フレッシュリーグ・・・
サンリーグ・・・
そして・・・ポニーリーグ・・・
歯を食いしばる3年間になるのだろうけれど・・・。
がんばれがんばれ・・・
野球の神様を信じてほしい。