おそろい休み

インフルエンザが流行っている。
僕なんかは、まだまだナウいヤングのつもりなんだけれど、この流行には乗らないようにしたい。


「子供は風邪の子」とは、よく言ったものだ。(え?違う?)
小学校でも流行っているらしい。
実は、息子のクラスは現在「学級閉鎖」中だ。
実際にインフルエンザで寝込んでいるクラスメートたちを想う。
暖かくして過ごしてね・・・。早く元気になーれ。
残り少ない小学校生活だ。時間は貴重だもんな・・・。


しかし「学級閉鎖」・・・。なんてオドロオドロしい響きの言葉なんだろう。
「学級」が「閉鎖」されちゃうんだぜ・・・。
おまわりさんが立っていて検問とかしてるのかっ?
そんな光景をイメージさせる言葉だ・・・。ブルブル・・・タミフル・・・。
恐い言葉だ。
「学級閉鎖」と「漂流教室」って、なんだか似ている言葉だ。


「教室」が「漂流」しちゃうんだぜ・・・。
子供の頃、「漂流教室」のマンガを読んで恐くなっちゃって、夜中にトイレに行けなくなった経験がある。
何事も経験は大切だけれどね。そんな恐い思いは子供たちにさせたくないぞ。
ひたすらガマンしたんだっけ。うむ、マンガでガマンだ。ガンマンだ。


「学級閉鎖」に代わる、恐くない言葉を考えた。


ズバリ!「お揃い休み」ってどうだろう?
ほのかにバケーションっぽい香りが漂う・・・。
元気な子はね、羽根が伸ばせそうだ・・・。


「学級閉鎖」下の息子・・・。
実質的な軟禁状態におかれている・・・。気の毒だ。
この生真面目で几帳面な男は、言いつけを守り、ずっと家の中にいる。
素振りも夜になってからだ・・・。


これがもし、「お揃い休み」だったなら・・・。
素振り位は昼でも許されるんじゃないだろうか?


え?お宅も「学級閉鎖」ですか?
野球小僧たちだけは、「お揃い休み」にしてあげましょう・・・。


野球小僧!いいんだぞ!朝から外で遊んじゃえ!
おじさんが許す・・・。


え?先生に見つかっちゃったら?


それは知らない。自己責任だ。


うひょひょ。