タンポポ、逝く
詩人、絵門ゆう子さんが亡くなった。
僕は、彼女が紡ぎ出す、「暖かな言葉」たちが大好きだった。
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壮絶な癌との闘い。
けれど彼女の「暖かな言葉」の中には、悲壮感は無かった。
ただひたすら前を向いて笑っていた。
彼女は最後まで「人」を信じていた。
「人」を信じていた。
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僕は思う。
「人」は、なぜ?そこまでも強いのだろう?
「人」は、なぜ?そこまでも優しいのだろう?
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絵門さんの人生を想う。
彼女は、「種を蒔く人」だった。
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タンポポを想う。タンポポのような人だった。
苦しければ苦しいほど優しく・・・。
悲しければ悲しいほど明るかった・・・。
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神よ!
何故?あなたは彼女を天に召した?
彼女が必要だったからか!
天も現在・・・荒んでいるのか!
神よ!
僕は怒り叫ぶ!
詩人を返せ!
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絵門さん・・・
どうかゆっくりと眠って下さい。
おつかれさまでした。
「暖かな言葉」たちをありがとうございました。
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人、生きて、逝き、残す足跡尊し。
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僕も暖かく在りたい。