タンポポ、逝く

hayatonooyaji2006-04-06

詩人、絵門ゆう子さんが亡くなった。


僕は、彼女が紡ぎ出す、「暖かな言葉」たちが大好きだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


壮絶な癌との闘い。
けれど彼女の「暖かな言葉」の中には、悲壮感は無かった。
ただひたすら前を向いて笑っていた。


彼女は最後まで「人」を信じていた。
「人」を信じていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕は思う。
「人」は、なぜ?そこまでも強いのだろう?
「人」は、なぜ?そこまでも優しいのだろう?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


絵門さんの人生を想う。
彼女は、「種を蒔く人」だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


タンポポを想う。タンポポのような人だった。
苦しければ苦しいほど優しく・・・。
悲しければ悲しいほど明るかった・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


神よ!
何故?あなたは彼女を天に召した?
彼女が必要だったからか!
天も現在・・・荒んでいるのか!


神よ!
僕は怒り叫ぶ!


詩人を返せ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


絵門さん・・・


どうかゆっくりと眠って下さい。
おつかれさまでした。
「暖かな言葉」たちをありがとうございました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


人、生きて、逝き、残す足跡尊し。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕も暖かく在りたい。