電車の切符、オトナ２枚！

今年も僕の弟が、東京ドームのチケットを送ってくれた。
「ハヤトと一緒に楽しんで来て下さい。」ってメッセージと共に・・・。
体重０．１トン超、大きな弟の細やかな心がうれしい・・・。

夕方、下校直後のハヤトと２人で駅までの道を歩く・・・。
陽に輝く黒目川の水面がキラキラ揺れていた。
僕らの足元、伸びる２つの影法師・・・。まだまだ僕の方が大きい・・・。

なあ、ハヤト・・・。
僕は君の心の中に、何かを残せているだろうか・・・。
ハヤト・・・、今、僕は思う・・・、
君や、お姉ちゃんと過ごす何気ない時間を慈しんで生きようって、ね・・・。
僕の子供に生まれてきてくれてありがとう・・・。
せっかく縁があってこの世で巡りあえたんだ。
いいか？信じていてほしい・・・。
僕は君たちを愛し抜く・・・。

駅までの道すがら、僕はずっと考えていた・・・。
ハヤトよ。君の横顔を見つめながら・・・ね。

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駅の切符売り場にて・・・。
千円札を機械に入れる・・・。
「お父さん！オトナ２枚だよっ。」って、ハヤトが言った・・・。

おお！そうだったね！オトナ２枚・・・。
とてもうれしい不思議な感覚だった・・・。

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巨人対千葉ロッテ。

僕は、ね。
娘に頼まれた西岡選手（千葉ロッテ）のグッズを探しまわっていた・・・。
娘は彼の大ファン・・・。

それから、ね、
東京ドーム弁当を２つ買って席に戻ると・・・、

すでに試合はワンサイドゲームになっていた・・・。

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がっかり・・・。