I NEED YOU

まだ4年生の君なのに・・・。
すごいぞ。えらいぞ。
ずっとがんばっていたんだってね・・・。
君は強いなぁ・・・。


本当に本当に強いなぁ・・・。


君がね、グラウンドを元気一杯に走る姿や、
マウンドに立ってボールを一生懸命に投げる姿を見て、
君のお父さんもお母さんも、どんなにかうれしい事だろう・・・。
心配の種は尽きないだろうけれど・・・。


でもね、心配の種が尽きない事なら、子供を持つ親は誰だって同じ。


ちょっとやそっとじゃへこたれない。
野球少年は負けない。
小学校4年生の君は、それを学んでいるところ。
野球の神様の懐に抱かれて・・・。


小さな頃だったんだってね・・・。
どんなにか痛かっただろう・・・。
どんなにか怖かっただろう・・・。
でもね、今、君はユニフォームを着ている。
グラウンドを走っている。
君は負けなかったんだ。


僕が知る限り、君は最強の野球少年だ。


応援させてね。
だってさ、君のお父さんは僕の大切なチームメートなんだぜ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕は勘定してみる。
え〜っと、31、32、そうだ!君は33期生になるんだね。
がんばれがんばれ!
小学校時代の野球を目一杯楽しんで!
それからポニーへおいで!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


え?小山ドラゴンズに負けちゃった?
大丈夫!ノープロブレム!
野球はスポーツ。
勝ったり負けたりするさ・・・。


一番大切な事はね、子供たちの誰もが輝いてグラウンドに在る事。
元気一杯にグラウンドを走ってくれる事。


どんなに小さくてもね、
野球少年のユニフォームの中には、
夢と誇りが溢れているんだ。


すべてのチームの、すべての子供たちのユニフォームの中に、ね。
たくさんのドラマがあるんだ。