「こんにちは!ワタナベケンタロウです!」
子供の頃から、ラジオの野球中継で親しんでいた声。


ワタナベケンタロウさん。
カタカナ記述で申し訳ないのだけれど、音声で親しんだ名前だ。
あえて尊敬の念を込めて書かせて頂く。
ワタナベケンタロウさんと・・・。


若くハツラツとした語り口は、プロ野球を実況する事が天職だったようだ。
数多くの歴史的な試合を伝え続けたんだ。
それらの実況中継を録音したテープは、まさに球界全体の財産になるだろう。


フォークボールの神様・杉下VSジョー・ディマジオ
「ミスターの天覧試合サヨナラホームラン


僕なんかの世代が、最も印象深く感じるのはね、
「ビッグ1・王貞治の756号ホームラン」の実況中継だ・・・。


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ワタナベケンタロウさんの訃報を聞く・・・。
ここでも一つの時代が終わったのだと感じた・・・。


野球の楽しさ、ワクワク・ドキドキの気持ちを伝えてくれた。


感謝と尊敬を込めて、心からご冥福をお祈りします・・・。
愛すべき野球人が、また一人逝く・・・。


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「こんにちは!ワタナベケンタロウです!」


それはラジオの記憶の中の声になる・・・。