手のひらを太陽に
金魚さん。
ポニーの第2グラウンド脇で、お父さんと一緒にいた小さな女の子から託された金魚さん。
小さくて丸くてヒレが長くて可愛いリュウキン。
元気いっぱいに生きています。
水槽の中、ちっちゃい組のランチュウと一緒に・・・。
僕の顔を見かけると大騒ぎ。
「わーい!ちょうだいちょうだい!ご飯ちょうだい!」って言ってるみたいだ。
生きているよ!みんながんばって生きているよ!
ミミズだって親父だってミツバチだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ。
やなせたかしさんの詩。
やさしくてあたたかくてホッとする。
アンパンマンはね、やなせさんの息子なんだって。
アンパンマンはね、弱くて優しくて強い。
弱くて優しいけれど強い。
それが本当のヒーロー。
今、悩んでいたり痛んでいたり泣いていたりする中学生たち。
アンパンマンを思い出してごらん。
ちっちゃかった頃、君も大好きだったでしょ?
アンパンマンはね、必ず君を助けに来てくれるよ。
そうだよ。いつの日かきっと・・・。
君自身がアンパンマンになれるんじゃないかな・・・。
中学3年生。
野球をがんばっていた頃の君の姿は知らないんだけれど・・・。
でもね、君のやさしい気持ちや強さなら聞いたよ。
がんばれ!負けるな!
手のひらを太陽に透かして見た事があるかい?
大切な事が見えるよ。
大丈夫!
弱くて優しくて強くなれる・・・。
君だってまだ15歳なんだもの・・・。
負けるなよ・・・。