最後の一葉

hayatonooyaji2006-12-19

〜ハトが飛び交う公園の、
 イチョウは手品師 老いたピエロ〜


イチョウの葉が舞っているぞ!ひらひら・ひらひら・・・。
黄色い葉っぱが歩道を埋め尽くす。金色の絨毯みたいだ・・・。
おっ、おびただしい人数のお年寄りが、ビニール袋を持って「ぎんなん」を拾っている。


「ぎんなん」・・・美味しいよね。
殻をむくのが面倒だったり、手が臭くなっちゃったりするんだけれど、
「ぎんなん」は、僕の大好物のひとつ。
茶碗蒸しに入れて食べている・・・。
「ぎんなん」の色はヒスイの色・・・。神秘的な緑色。


おじいちゃんたち、おばあちゃんたち、転ばぬように気をつけて下さい・・・。
イチョウの葉っぱは滑りやすい。葉っぱ六十四です。還暦を過ぎたら要注意。
胃腸の弱い僕が言うのも恐縮なのですが・・・。
尾てい骨をぶつけちゃうと痛いです。いてぇこつになっちゃいます・・・。


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イチョウの葉っぱについて、うんちくを傾けよう・・・。うんち君さ・・・。


イチョウの葉っぱは脂分が非常に多い。非情にもね・・・。
とてもオイリーな植物なんだよ・・・。脂性なのさ。
別名、アブラカダブラと呼ばれていたりする。(か、どうかは不明)


すってんころりん。
転ぶと痛い。イテテテテ・・・。



野球少年たちだって注意が必要なんだよ。
毎日のランニングを欠かさない君ならね、なおさらさ・・・。
イチョウの落ち葉の上を走る時は、よーく注意してほしい。
つまらぬ怪我が一番つまらぬ。
がんばって!外は寒いけれど、ね・・・。


イチョウ(以上)で僕の話は終わり。


〜ハトが飛び交う公園の、
 イチョウは手品師 老いたピエロ〜


ルルル〜・・・


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一枚、そして一枚・・・。
ひらひらと枯れ葉が舞い落ちる・・・。


「ううっ、あの最後の一葉が枝から落ちる時、私の命も尽きるのだわ・・・。ううっ・・。」
ヒロインの瞳から涙がこぼれる・・・。


ようよう!そんな浪漫ちっくなセリフを言っている場合じゃないんだよ。
僕の財布の中を見てほしい・・・。
すでに最後の一葉さんさ・・・。
怒涛の如し忘年会ラッシュを乗り切ったんだ。どうする?アイフル〜。
否、カミさんさ。助けて下さい。お願いします・・・。
哀れな子羊を助けて下さい。神さま、仏さま、稲尾さま、奥さま。


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〜枯れ葉よ〜