hayatonooyaji2007-02-27

一喜一憂。
なるほど、昔の人は上手い事を言う。
人生を楽しむスパイスの絶妙なサジ加減だ・・・。
一喜一憂。
言葉の意味としては違うかもしれないのだけれど、僕は、こう考えている。


良い事があってもね、浮かれていてはダメだよ。
悪い事があってもね、前を見ていなくっちゃダメだよ。


一喜一憂・・・。
いつの日か自分の足跡を振り返って見つめる時、人生は味わう物だと実感出来ればOK。


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打てれば勝てる。
小さくガッツポーズをしながら走る君の姿があった。
そして試合終了・・・。
もちろんうれしかったよ。


でもね。打てなくて負ける日もある。
必ずある。
それを忘れないでいてほしい・・・。


誰もが誇りを持って挑んでいる世界なんだもの。
勝ったり負けたりするさ・・・。
日々の研鑽を怠らないでいてくれ・・・。


あの投手の少年もね、更なる努力を重ねるはずだ・・・。


おそらく彼だってさ、「僕、野球ヲ習イタイノ」って言っていたんだと思う。
生まれて初めてユニフォームを着た時にね、うれしそうに笑っていたんだと思う。
そう考えると僕は、彼の事も愛しいんだよ・・・。
必ず会える。再び会える。
きっとね、何度も対戦出来る・・・。
おそらくね、勝ったり負けたりする・・・。


そして君たちは成長していく・・・。
野球だけじゃない。
男として、人間として・・・。
少しずつ、少しずつ。
そうだよ、少しずつでいい・・・。
しっかりと成長していく・・・。


野球を通じて成長していく・・・。
泣いたり笑ったりしながらね、誰もが成長していく・・・。
ポニーリーグを作ってくれた人に感謝したい。
ベースを結ぶラインをダイヤモンドと名付けた人に感謝したい。
野球の神様に感謝したい。


僕は野球少年の親父。
すべての野球少年たちよ、がんばれがんばれ・・・。


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布のボールを僕は投げる。
息子は打つ。黙々と打つ。


散らばったボールをね、2人で拾う・・・。
拾いながら僕は、夜空を見上げる・・・。


月を探す。
大杉勝男さんに声を掛ける。
月にいる大杉さんに声を掛ける。
心の中で・・・。


たくさんの野球少年たちが、今頃ちょうど練習しています。
月の上から、彼らの様子が見えるでしょう・・・。
どうか彼らを見守って下さい・・・。


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一喜一憂。
味わいながら日々を過ごそう。