GWの中の平日。
街は普段よりものんびりムードだった・・・。


そうそう、千葉ロッテ・大嶺投手が昨日の西武戦に於いて初登板をした。
結果としてはね、ちょっぴりほろ苦い内容のデビューだったのだけれどOK!
安定して150キロもの球を投げられる能力は、いわゆるハンカチ世代の投手としては秀逸。
あせらずじっくり伸びてほしいと願う。
しっかりと考えられての初登板だったようだ・・・。
地上波でのテレビ放送があった試合だ。
きっとね、大嶺投手にとって大切な島の人々、とりわけおじいちゃんとおばあちゃん、ひいおじいちゃん、弟や妹たちも見てくれていたに違いない。


ナイス選!(ってさ、こんな場合にも言いたい言葉なり。)
バレンタイン監督!・・・ガムをどうぞ!


あらためて大嶺投手の人間としての純粋さに心うたれる・・・。
現役のポニーリーガーたちはもちろんの事、現在野球を習っている全ての子供たちの目標になってほしい。
野球の神様は存在する。
野球の神様が存在するんだって事をね、彼は証明してくれたのだから・・・。


彼のおじいちゃんの漁船は、わずか4トンの小さな船なのだそうだ。
そんな小さな漁船が、こんなにも大きな野球少年を育てたんだ。


彼はね、小学生時代に所属していた八島マリンズのために、新しい軟式ボールとピッチングマシンを贈った。
そして中学生時代に所属していた八重山ポニーズのために、新しい硬式球とピッチングマシンを贈った。
彼が自分のために買った物と言えば、ずっと欲しかった携帯電話だけだ・・・。


ポンポンポン・・・って、軽やかなエンジンの音を響かせて、
彼のおじいちゃんの船はね、今日も海へと出掛けて行くだろう・・・。
ずっとずっとそうやってきた船・・・。
これからも変わらずに青い海へ・・・。


がんばれ!大嶺投手!
マウンドに立つ君の心の中に去来する物を想う・・・。
マウンドへ向かう君の心を鼓舞し続ける物を想う・・・。