太陽に照らされて

とても美味しかった。
タケノコ御飯のおにぎり・・・。
何を食べても美味しく感じてしまう僕の事だ、信憑性は乏しいと思われるかもしれないのだけれど、
本当に本当に美味しかったんだ・・・、
タケノコ御飯のおにぎり・・・。

第２グラウンド産のタケノコなのだそうだ・・・。
ムラ母が炊いてくれたタケノコ御飯・・・。
大きめサイズのおにぎりを遠征先で食べたのさ・・・。
もぐもぐ・もぐもぐ・・・。
ごちそうさまで御座いましたっ！

野球の聖地の栄養をたっぷり摂って育ったタケノコ・・・。
やわらかシャキシャキ、とってもジューシー＆ヘルシー・・・。

審判を終えた後に頂いたのだけれど、野球の聖地産のタケノコ御飯ならばさ、
審判をする前に食べれば良かったなぁ〜ってね、ちょびっと後悔。

やわらかシャキシャキ・シャキシャキやわらか・・・、
若葉の季節の味がした・・・。

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選手諸君！
タケノコに負けてはならない・・・。
君らもな、野球の聖地の栄養をたくさんたくさん摂りたまえ。
タケノコに負けないようにな、ぐんぐんと伸びたまえ。
がんばりたまえ。球へ、球へ、たまえちゃん・・・。

しかし美味しいニャ〜。
タケノコ御飯のおにぎり・・・。

ムラ母さまっ！
もう一個くださいな・・・。

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僕とクマさんが今日の審判・・・。
野球日和、まぶしい太陽、シアワセな野球の風が吹くグラウンド・・・

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審判の大切な任務がある。
それは、試合前のメンバーチェックだ。
打順表と選手登録カードを見ながら背番号を確認する。

名前を呼ばれたら背番号を見せてください！

「オゥイ〜ッス！１番です！」
「オゥイ〜ッス！２番です！」
「オゥイ〜ッス！３番です！」
・・・・・・・・・。

おおっ！とっても元気がいいっ！花丸っ！
バットも全てローリングス！OKです！
あと・・・、
キャッチャー、ファウルカップは着けていますか？

「オゥイ〜ッス！大丈夫ッス！」
上級生らしきキャッチャーが答えてくれた・・・。
続いて１年生とおぼしきキャッチャーの子が言った・・・、
「ぼくは着けていません！」・・・（きっぱりと）
くりくりっとした目が可愛い野球小僧だ・・・。

「必ず着用させますから・・・。」
監督さんも大慌てだった・・・。

確認してあげて良かった。
大好きな野球で怪我をしては可哀想だもんね・・・。

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メンバーチェックを終えた僕とクマさんは、本部席でグラウンド整備が終わるのを待っていた。

すると、先ほどの小さなキャッチャーくんが走ってやって来た。

「ありましたっ！ありましたっ！ファールカップですっ！」
まるで水戸黄門の印籠のようにカップを手で掲げながら・・・。

オッケー！大丈夫だよ。ノープロブレム！
約束を守ってくれたんだね・・・。ありがとさん・・・。

あんなにも正々堂々、威風堂々と、太陽に照らされて輝いているファウルカップを見たのは初めてだった・・・。

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がんばれ！小さなキャッチャーくん・・・。
約束を守ってくれた野球小僧・・・。

タケノコ御飯を食べさせてあげたいなぁ・・・。
グラウンドの栄養をたくさんたくさん摂れ〜い！
ぐんぐん伸びろ！心も身体も・・・。

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この印籠が目に入らぬか？

はは〜っ！