全てが勉強なのだ。

アイスノンをオシリに貼り付けてうつぶせ寝。
「痛いよ〜。ジンジンするよ〜。」
こんなデッドボールは初めての体験だったからね・・・。

プリティなオシリに付いたボールのマーク・・・。
どれどれ、ちょっと見せてごらん・・・。
う〜む。非常に興味深いぞ・・・、
英語で言うとインタレスティングなり・・・。
ボールの縫い目状に盛り上がっているネ・・・。

ちょっと触らせてくれる？

「ダメだよっ！放っといてよっ！」

頼むよ。ちょっとだけでいいんだ・・・。

「ダメだってば！母さ〜ん！父さんの嫌がらせが始まったよ！助けて！」

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まあいい・・・。
夜中にアイスノンを取り替えてやろう。
その時に触ってみよう・・・。

♪ノンノンノン・・・アイスノ〜ン
　ボクラは野球をアイス（愛す）ノ〜ン♪

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デッドボールもあるさ。
でもね、それは仕方の無い事なんだろうって思う・・・。
少しずつ経験を重ねてさ、避け方だって体得するべきものなんだろうね・・・。

でんぶ（全部）が経験なのだ。
これだって学んでいる事のひとつなのだ。

オシリがね、こんなになっちゃっていてもね、
その後の全打席に堂々と立った。

そうだよ。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
ボールを恐がっていたらヒットなんて打てないだろう・・・。

痛かっただろ？
そりゃあ痛いに決まってるよな・・・。
だがな、君はボールと仲良くなれているぞ・・・。
父ちゃんはそう思う・・・。

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「スー・スー・スー・スー」

（小さな声で）もしも〜し、寝ちゃったんですかぁ？

「スー・スー・スー・スー」

（もっと小さな声で）ボールのマーク触ってもいいですかぁ？

「スー・スー・スー・スー」

では、お言葉に甘えて・・・。

どれどれ・・・。