文殊の日々。
二次予選の最後、この試合の大切さについてなら、誰もがしっかりと考えていた。
現時点に於いてでさえ、これほどの高いモチベーションで闘いに臨む事の出来る子供たちを、僕は誇らしく思う。
3勝3敗でブロック戦を終える。
選手権ではなく会長杯へと駒を進める。
勝ち抜く事は出来なかった。
でもね、克ち抜く事が出来た。
清瀬ポニー・フェニックスは、克って会長杯へと進む。
それで良い。
なぜなら君たちはポニーリーガーだからだ。
野球で克つ事を学んでいる最中なのだから。
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試合後、これほどまでに熱く子供たちを導いて下さっているコーチ陣から、僕ら父母への挨拶があった。
詫びないで頂きたいと思う。
僕らは感謝の気持ちで一杯だ。
小さな6年生の頃からね、この子供たちを愛してくれている。
そんな気持ちが伝わってくるコーチたちだ・・・。
硬式野球の世界への扉を開けてくれて、一緒に歩んでくれたコーチたちだ・・・。
「これからも応援をよろしくお願いします。」
その言葉に頭を下げる。
僕らは感謝の気持ちで一杯なんだもの。
せっかくの休日を、子供たちと過ごしてくれているんだもの。
野球を教えてくれているんだもの。
これからも熱い指導をお願いします。
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きっと熱い夏が始まる。
グレートな夏の予感がする。
ダイヤモンドが呼んでいる。
そんなコマーシャルがうれしい・・・。
ダイヤモンドが呼んでいる。
野球が好きでたまらない子供たちを呼んでいる。
君はイチローになる。
君は松井になる。
君はランディジョンソンになる。
今はどんなに小さくてもね・・・。
誰もが夢中でダイヤモンドを駆ける。
少年時代を無我夢中で駆け抜けるだろう・・・。
僕ら親父たちだってね、子供の頃のような心に戻ってグラウンドへ行く。
君らの姿を焼き付けるんだ。
心の一番大切なトコロにさ・・・。
ダイヤモンドが呼んでいる。
親父たちを呼んでいる。
わははっ!
カキーン!
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二次予選の最後の試合。
ここは関宿の河川敷。
千葉県野田市なのだ。
野田は醤油が有名なのだ。
清瀬ポニー30期の親父たちはな、全員ショウユ顔なのだ。
わははっ!
ショーユーこと。
カキーン!