パイレーツ・オブ・スタジアム

パイレーツ・オブ・カリビアンの音楽を使うんだ。」
先週、運動会の前日にハヤトが言っていた・・・。


ふむふむ・・・、パイレーツかぁ・・・。
パイレーツと言えばな、もちろん、「だっちゅ〜の!」だろう・・・。
ハヤトよ、「だっちゅ〜の!」を知っとるけ?
え?知らないのか!
うむ。致し方あるまい。君らが赤ちゃんだった頃の話だ・・・。
「だっちゅ〜の!」がな、一世を風靡したのだ・・・。
父ちゃんは好きだったニャ〜。「だっちゅ〜の!」っちゅ〜の・・・。
萌えたニャ〜。父ちゃんは萌える男だった・・・。萌える闘魂だった・・・。


「違うんだよ。映画のパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲を運動会で使うんだよ。
 オレはね、将来、バッターボックスに入る時のテーマ曲に使いたいって思っていたんだ。
 すごく格好いい曲なんだよ。運動会でも使えてうれしい・・・。」


そうかそうか、良かったなっちゅ〜の。
まだ13歳、中学2年生・・・。
たくさんたくさん夢を見たっていいんだぜ・・・。


そうかそうか、バッターボックスに向かう時のテーマ曲か・・・。
そんな場面を夢に見ていられる君の表情がうれしい・・・。


しかしニャ〜・・・、「だっちゅ〜の!」を知らない世代が中学生になっている・・・。
あらためて時間の過ぎ行く早さを思う・・・。


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セラバンド(黄色)が切れた・・・。
家中あちらこちらにセットして毎日引っ張っていた・・・。
しっかりとボールを投げたい・・・。
投げられるようになりたい・・・。
そんな願いを込めて毎日引いていたセラバンドが切れた・・・。


「まだまだ黄色を使用して下さいね。」
清瀬ポニーの女神トレーナーK先生の指示に従い、再び黄色いセラバンドを購入した。


囲碁の定石の本を読みながらセラバンドを引っ張っている・・・。
野球も碁も、君にとっては大切なんだね・・・。


先日、囲碁将棋部の先輩が我が家に来た。
いつも僕が応援している野球少年たちとはね、全くタイプが違う・・・。
でも、僕は思うんだ・・・。
どんな道だっていい。
真剣に打ち込める何かを持っている子供は同じなんだって・・・。
同じ輝きの目を持っているんだ・・・。
すごく愛しく思えた・・・。


こんな子供たちの目の輝きはさ、信じるに値するものだ。


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僕ら街の大人がさ、輝く目を持った子供たちを愛することだ・・・。
そんな子供たちを守ってあげたいと思うだけでいい・・・。


教育基本法を変えるよりも大切な事なんだよ・・・。


首が苦しそうなポロシャツを着ている僕が言うのも申し訳ないのだけれど・・・。


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「だっちゅ〜の!」


ネットでな、いろんな画像が出てくる出てくる・・・。


アイ・ラブ!谷間〜っ!