オン・ザ・ラン

hayatonooyaji2007-07-28

昨年の夏、甲子園のバックネット裏から見た高校野球を思い出す。
炎天下のスタンド・・・。
かちわり氷の冷たさ・・・。
銀傘の中に響くセミの声・・・。


マスコミを騒がせていたスター選手たちのプレーも素晴らしかったのだけれど、
今、あらためて思い出せばね、僕の心の中に残っている感動の主は彼らではないんだ・・・。
1年が経ち、なお強く印象に残っている場面が他にある・・・。


伝令としてマウンドへ走り、そしてベンチに戻っただけの選手だ・・・。
彼のユニフォームの両膝にもね、土が付いていたんだよ・・・。


エースが投げる球のひとつひとつも素晴らしいものだ。
でもね、伝令の少年の膝の土だって素晴らしいものだと思った・・・。
鮮烈に土の色さえ今なお思い出せるんだ・・・。


時間というフィルターを濾しても、本当に尊い場面は褪せる事などない・・・。


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尊い野球をすればいいんだ。
褪せる事のない野球をすればいいんだ。
野球の神様は見ている。


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清瀬ロングコックスは日本選手権3位。
清瀬フェニックスは会長杯ベスト8・・・。


日本選手権&会長杯の幕は下りた・・・。
尊い野球の日々だった・・・。


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3年生たちの涙・・・。
2年生たちの涙・・・。
1年生だって涙・・・。


誰もが懸命に練習をしていたんだもの、
泣いたっていいさ。


その涙はね、これからの君たちの魂を形作るものだ・・・。


未来を生きる君たちの心の糧になり得るものだ・・・。


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清瀬ポニー29期生の先輩たち・・・。


ありがとう!


夢を叶えるのはね、まだまだ先でいいんだよ・・・。


君たちも立派な先輩たちでした。


ありがとう!