勝手にしやがれ

hayatonooyaji2007-07-29

壁際に寝返りうって、僕は背中で聞いていました・・・。
悪い事ばかりじゃないってね、思い出を掻き集め、カバンに詰め込む気配がしていました・・・。


「あなたには、ほとほと愛想が尽きました。実家に帰らせて頂きます。」


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そんな夫婦の危機の写真だと思った人・・・。いる?
う〜む、こんなに多勢いるのか・・・。


まあな、普段の僕の行動を反省と共に振り返ればね、こんなセリフをカミさんから言われたって不思議ではない。


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でっかいスーツケース・・・。
これは、愛娘の物なんだ・・・。
夏休み、彼女はアメリカへと旅立ってしまった・・・。


将来、どうしても英語を活かした職業に就きたい・・・。
自分の目でアメリカを見たい・・・。
娘は主張し、一歩も退かなかった・・・。


僕は泣き、すっかり憔悴している・・・。
心にポッカリと穴が開いたような気持ちだ・・・。


父親は弱い。
本当に弱い。


カミさんは強い。
本当に強い。
躊躇なく娘の側に立ち、一緒に準備を進めていた・・・。



我が家だって共稼ぎの家庭でな、決して裕福ではない・・・。
だが、子供が飛び立ちたいと言った・・・。
「今こそ、イザの時なのかもしれないわよ・・・。」


とうとう我が家にもね、イザの時が来たのか・・・。


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日本の16歳のB型の女の子だ・・・。
アメリカで何を見てくるだろう・・・。


ミッキーマウスだけのような気がするんだけれどな・・・。