hayatonooyaji2007-08-28

唐揚げと天ぷら・・・。
釣ったハゼをハヤトは食べた・・・。
「いただきます!・・・もぐもぐ・・・、
 美味いっ!柔らかくてプリプリしていて美味いっ!」


あの川に住んでいたハゼだ・・・。
ぴぴんと釣り糸を伝わってくる感覚があった・・・。
上手く言葉では言えないのだけれど、生きていたハゼを釣って調理して食べた。
釣り糸を伝わってきた感覚はね、たぶん、命を感じろって事なんだと思う。
生きているエサを使い、生きているハゼを釣って食べる。
大袈裟な表現だが、それはね、きっとどんな食べ物についてでも言えるだろう・・・。
それらのサイクルを繰り返しながら人間は生きている。
僕らの命は、多くの命によって支えられているんだ・・・。
「いただきます。」
穀物も野菜も命、魚や肉も命。それらの命をいただいて生きている。
「ごちそうさま。」
それらを提供してくれるために汗を流してくれる農家の人から八百屋さんまで。
漁師さん、畜農家の人、魚屋さん、お肉屋さん・・・。
美味しい料理を作ってくれるお母さん・・・。
すべての人々に感謝を込めて言う。
「いただきます。」「ごちそうさま。」
それぞれの言葉の意味をね、しっかりと子供たちに伝えたいと思う・・・。


多くの命に支えられて僕たちは生きている。
そこまで考えながらハヤトが釣りをしていたとは思えないけれど・・・。
でもね、いろいろと知り、そして考え始めているんだとは思えるんだよ・・・。
釣りはな、単なる殺生ではない。
大切な何かを伝える素晴らしい機会だった。


「釣りは楽しかった。
 ハゼは美味しかった。
 また釣りに行きたい。」


そうだね・・・。また行こうね・・・。


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「食」と「教育」をあわせて「食育」と言うらしい・・・。
最近、とても耳にする事が多くなった言葉だ・・・。
「いただきます。」&「ごちそうさま」
それらの言葉の意味を知る事はね、きっと「食育」の原点だろう・・・。


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今日は朝から元気に野球へと出掛けた息子。
走ったり投げたり打ったり出来るのもね、身体の中に摂り入れた数え切れない命のおかげだ・・・。


今朝はね、ポニーだけじゃない。
他のチームも野球があったみたいだ・・・。
元気に自転車で出掛ける姿を見かけた・・・。


「おはようございます!」


おお〜っ!おはよう!
たくさんたくさん走って投げて打っておいで!


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夏休みがそろそろ終わりに近づく。
尾張名古屋は城で持つ。


ちょびっとだけ寂しい感じがする。
親父よんじゅういちの夏・・・。