親の意見とナスビの花は、千に一つの無駄もない。
火曜日の静かな昼下がりに書く。
お日さまが顔を出したのはほんの一瞬で、すぐに曇天の秋の風情だ・・・。
空気はしっとりしているのだけれど、湿度は思いのほか低い。
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朝、雨戸を開けた時に見る、濡れたアスファルトの色が違う。
木々の葉の水滴の光り方が違う。
ほのかに白く、深く感じた・・・。
明け方に降った雨が、深まりつつある秋を物語っていた。
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空を見てみよう。
空に浮かぶ雲は、いつしかすっかりと秋の雲だよ・・・。
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秋だ。
食べ物が美味しい秋だ・・・。
昨夜、焼きナスを食べた・・・。
キュッキュッとした歯応えがたまらなくうれしかった僕だ・・・。
食べ過ぎて太らぬように気をつけて過ごさなければ・・・。
僕は、夜10時以後、一切の食べ物を摂らぬようにしている。
不思議なもので、それだけでお腹まわりがスッキリとしてきた(って、自分では思う。)・・・。
生まれて初めて知る、「腹八分目」の感覚・・・。
世の多くの太っちょさん方と同じく、僕も「腹八分目」を空腹だと思っていた。
まさに青天の霹靂、これ位の空腹感が心地いい・・・。
わりあい快適に活動出来るじゃないか!ゴソゴソ・ガサゴソってな・・・。
動き易い腹具合だ・・・。
飢えと空腹の違いを知った・・・。
しかし美味い!
焼きナスは美味い!
言うことナス!なんちゃってな。
「ちょっと!大皿に盛ってあるからって一人占めしないでよ!」
カミさんが怒る・・・。
ダメだよ、君は焼きナスを食べちゃダメだよ・・・。
絶〜対に食べちゃダメだよ・・・。
心優しい僕はカミさんを諭す・・・。
「え?何でよっ!」
昔から言われているんだぜ、ハニー・・・。
焼きナスは嫁に食わすな!
ってな・・・。
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キュッキュッ・・・。
キュッキュッ・・・。
口の中が楽しくてシアワセな食感でいっぱいだった・・・。
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秋が好きだ・・・。
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今夜も食べたいな・・・。
焼きナス。