ドリーマーズ・オンリー
〜夢を持っているかい?
持っているのならば口に出そう・・・。
夢を口に出して語り続けようよ・・・。
きっと不思議な事が起こるよ・・・。
夢は叶う。必ず叶う・・・。
君の夢を聞かせておくれ・・・。
ありがとう!夢を聞かせてくれて。
ほらね、夢が叶う道への運命の物語が、この瞬間に動き始めたよ。〜
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僕が知る、ある少年の話だ・・・。
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ある日の、彼が所属するクラブチームの座学での事。
情熱を持った監督が、選手たち全員に問いかけた・・・。
「プロ野球選手になりたい人は手を挙げてくれ。」
「はいっ!」・・・手を挙げたのは、彼一人だったのだそうだ・・・。
いつも一緒に夢を追っているはずの仲間たちは、誰も手を挙げなかったのだそうだ・・・。
手を挙げた彼は、慌ててキョロキョロと周りを見渡した・・・。
たぶん、手を挙げた彼の姿を見て笑った周りの先輩や仲間たちの目には、ね、
彼の姿は幼くて、滑稽に見えたのだろうと思う・・・。
彼は細いし小さい・・・。
だが、監督は言った。
「君はプロ野球選手になれる!」
少年の夢が大きく動き始めた・・・。
夢は叶うと言ってくれた指導者と共に・・・。
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とてもうれしかったと、その少年は言っていたそうです。
彼のお父さんは、少年からその話を聞き、その夜、感激して泣いてしまったそうです。
「こんな指導者もいるんだ。」って、僕に話してくれました。
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言葉にはね、大きな力と命があります。
それを、言霊(ことだま)と言います。
全ての野球少年たちよ、屈託なく夢を口にしてほしい。
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今、夢を語る事の出来ない少年が増えています。
それは、とても悲しい事です。
夢があるのなら、それを恥ずかしがらずに語って下さい・・・。
少年の夢は、必ず熱い気持ちを持った大人が味方をしてくれるんだ・・・。
信じていてほしい・・・。
少年は夢を持っていい。
もっともっと大きな夢を持っていい。
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たかが中学生の野球かもしれない。
されど硬式野球です。
一歩間違えたら命の危険さえある世界です。
指導者たちも命懸けの世界です。
それでも夢がある。
夢を叶えよと願う指導者がいる。
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その少年の夢を
僕も一緒に見守りたいと思っています。
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厳しくてシビアな秋の大会を少年たちは闘っています。
背番号1から18まで。
真剣な眼差しの少年たちが闘っています。
熱き監督と共に。
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ドリーマーズ・オンリー