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中日ドラゴンズが５３年ぶりの日本一に輝く。
なかなかどうして、日本のプロ野球だってね、まだまだワクワクに溢れていると実感した。
野球の魅力そのものを充分に堪能出来た今年の日本シリーズが終わる・・・。

ドエリャ〜だとか、ミャ〜ミャ〜うるさいな！だとか言ってしまった自分を恥じている。
お詫びに今夜は味噌カツを食べた・・・。
しかも赤だしの味噌汁付きで・・・。
中日ドラゴンズファンのみなさん、これで僕を許してほしい。
シャイな僕の謝意を、大きな心で受け入れてほしい。

それでもダメならば、僕は手羽先だって甘んじて食べよう・・・。
なんなら、「燃えよドラゴンズ」を再び着メロにしてもいい・・・。
いい歌だよね、「燃えよドラゴンズ」

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１９５４年（昭和２９年）以来の日本一・・・。
名古屋が沸く・・・。ワクワク湧く・・・。
尾張名古屋はシロでモツ・・・。
ヤキトリだって美味しい町だ・・・。

ＡＬＷＡＹＳ三丁目の夕日よりも昔の日の事なんだね・・・。
名古屋の人々のシアワセな様子がニュースで流れてくる・・・。

竜が駆ける夜空の下で。

勝っても負けても、野球は人々をシアワセにする。

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僕は仕事場のラジオで聴いていた。
ハヤトは居間のテレビで見ていた。
同じ試合を、同じ心でときめいていられるシアワセ。

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なぁ、ハヤト・・・。
背番号９９の男はさ、格好良かったな・・・。
野球が出来るシアワセを噛み締めているであろう男のプレーはさ、
本当に格好良かったな・・・。

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「父さん、フォークの神様って人を知ってる？」
ハヤトが僕にクイズを出した・・・。

おうっ！よーく知ってるとも！

フォークの神様はな、岡林信康さんだ。
山谷ブルース、ガイコツの唄、チューリップのアップリケ　などが有名。

よしよし、特別に父ちゃんが唄ってやろう・・・。

♪今日の〜　仕事ぉ〜は　ツラかったぁ〜♪

「違うよっ！フォークの神様は杉下茂って人だよ！」

アノネ、ハヤちゃんよ、正しい日本語を使おうじゃないか。
アンダスタン？

岡林信康さんは、フォークソングの神様。
杉下茂さんは、フォークボールの神様。

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５３年前、
中日ドラゴンズが日本一になった時、
マウンドに立っていたのはね、杉下茂投手だったんだってさ。

まだまだ健在。
球界の御意見番的な存在。

５３年後の今日の試合を、杉下茂さんはどんな思いで見ていたのだろう・・・。

野球はドラマチック。
野球はロマンチック。